レッスンがお休みだった今週。GW期間も一週スキップしたのでこのところ隔週のレッスンになっていますが、そのためか自宅練習も緩みがち…。運動会の練習やSAPIXでの勉強のペースを掴みつつあることと反比例しているので、嬉しいこともある反面ヴァイオリンにとってはちょっと危機的な状況。
せっかく終わりそうになっているテキスト最終曲のレベルアップも牛歩のごとく。否、そのテキストはまだマシな方で、もう一冊進めている宿題曲の方が音符の長さも音程も、めちゃくちゃと言って言い過ぎではありません。
夕飯の支度中、あまりにも、耳障りだったのでキッチンを出て、
「音符が読めてないものをいきなり楽器を持っても仕方ない。まずは手拍子だ」
と一緒にやろうとしたのが気に食わなかったのか、ぶーたれてウンともスンとも言わない。
仕方がないので一旦キッチンに戻ったものの、
「一緒に弾こう」
と呼び戻される。
「何をだ」
「(ぶーたれる)」
「で、何すんのよ」
「(沈黙)」
「はよ言え」
「(無言)」
「(待機)」
「(意地)」
「(イラ)」
「キー!!」
文字通り、話になりません。
ヴァイオリン練習となるとたいていこうなる。勉強の方が何倍か冷静でいられる。なぜなんでしょね?
もうこうなっては練習の継続は絶望的。双方頭を冷やす必要がある。娘は夫と出かけ、私は「しばらく帰らないから!」と言い捨てて珈琲屋にプチ家出。
珈琲屋で、持ち込んだコーチング関連書籍をペラリとめくったページには、偶然にも、
「『乗り越えられない試練はない』の訳」
「試練を運命と捉えて諦めてしまうのか、そうでないのか」
について言及されており、さらには、
「筆者は唐突にクビを言い渡され無職になったり、別れを告げた恋人が包丁を持って目の前に現れたがなんとか乗り越えて来た」
という件を読んで、そりゃなかなかお目に掛かれない試練だわさ…と冷静に筆者にツッコミを入れたくなり、さらに、聞き耳を立てていたわけではない隣のテーブルではなにやら指が離れる/離れない、心のブロック解除…という声が聞こえてきたその時に私は、
「All solutions must be based on data」
などと書かれた英語のHOW TO本を読んでいたわけで、しばしこの世界が広い宇宙の中に存在している感覚に浸る。
ふと自分がそんなに怒っていたわけでもましてや絶望していたわけではないことに気づく。はて?ナンダッタッケ?
家に帰って夕飯の支度の続き。
夕飯の時間にはちょ遅くなってしまったけど、母の日プレゼントにと手作りのブックカバーと、楕円形の重ーい花器を頂いて、平和に一日を終えたんじゃと。
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