SAPIXの入室テスト結果とその後


久しぶりに「中学受験」という海を海岸から一望してみて、ずいぶん景色が変わったものだなぁと思ったことの一つとして、


インターネットを使った情報共有


が挙げられます。


というのも、SAPIXの入室テスト申込み、成績結果速報、クラス分け基準。すべてがSAPIX内の「マイページ」で確認できるからです。すごい。○日○時公開予定、まであらかじめスケジュールされていてものすごくシステマチック。


ちなみに、今回受けた入室テストについては、


  • 答案速報:翌日11時Upload:時間より前に公開
  • 成績速報:翌日15時Upload:時間より前に公開
  • クラス分け基準:3日後15時Upload:時間ピッタリに公開


というような感じでした。クラス分け基準のみは公開日時が厳密にスケジューリングされている印象。なお、マイページ作成のためのアカウント登録を行うと、今後のイベント申込みやSAPIX80%合格偏差値pdfをダウンロードできたり、ちょっと便利。


さて、成績結果ですが、ひどいものでした。


算数は平均以上取れているものの、国語は長文はおろか覚えていれば解答できる、得点源にすべき漢字も10問中正解が2問という惨憺たる出来。偏差値は30台でパーセンタイルは上位90%、つまり下には10%しかいないということ。…これだけダメダメで100人中10よりまだ出来たということの方が驚きかも。大問2の接続詞の問題のみは4問全部正解だったのが救われたかな。


これだけ悪ければ落ちても仕方ないと思うのですが、基準点はクリアしており入室許可は下りました。国語では大問3問が漢字・接続詞・文章題、算数は大問4問が単純計算・小問計算・図形・推理の構成。いずれも後半が応用問題だとすると、応用ができなくても基本問題をキチンと得点できていれば基準点は余裕で超えられる、という水準に設定されているのだと思います。


ただ、SAPIXの門を敲く児童のレベルは一般児童に比べると高いのかもしれませんが、「入室基準点」であっても入室テスト受験者の中での偏差値では30半ばくらいになるのかな?と思われます。


しかし、学校のテストは特に悪くないというだけで油断していたところが日々のチェックが甘かったと思い、さっそくこれを買い与えました。


国語の試験において漢字は得点源です。覚えさえすれば解けて、しかも小学一年・二年で習う文字は合計で240文字。今のうちに潰しておかないといけませんからね。


娘よ。もう次のテストが照準じゃ。いっぱい間違えても良い。でも同じ間違いは二度とするなよ。という思い(呪い?)をこめて…。


ゲーム類はDSでできる「ドラがな」と「ポケモンタイピング」しか買い与えていないので、遊びに逃げず面白がってやってくれるので幸いです。そもそも、うちの娘は親の言うことをすんなりと正直に聞き入れるタイプではありません。親以外の大人なら良いのですが、身内の注意は嫌なようです。


もう一つ困ったことは「間違えることをとても嫌がる」ということです。普段の勉強はベネッセの「こどもちゃれんじ」をしているのですが、とにかく×を付けられるのが自分でも許せないらしく、間違いと見るや、「直すから×つけないで!!」なんだそうで、今後こうしたマインドにもテコ入れが必要かなと。


そういうわけで、楽しく間違えられるツールとともに、「教室は間違える場所だから、みんなで一緒に考えよう!」というスタイルのSAPIXの授業によるマインドチェンジに期待したいところです。


始めは入室テスト、受けるだけで実際の入室は半年か一年後を想定していたのですが、まったく想定していなかったのは夫が非常に乗り気なことでした。この方、自分は中学受験したことはないのですが、教育方面の仕事をしている関係で娘の教育(とりわけ学力)には家事をあまりしない割に力を注いでいます。


ということで、体験授業は面白かったものの、ちょっと引き気味である娘の背中を蹴り押して、大海原に乗り出したのでした。

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